はたけの日のことvol.1
こんにちは
マルヤスタッフのみさとです。
私は熱海に来てもうすぐ二年になりますが、移住当初に土いじりにハマり畑に出かけて野菜やお米を作ったり、柿を収穫して干し柿をつくったり、熱海の豊かな自然の中で今日も楽しく生活しています。
熱海の山や海はとっても力強くて野生的で、不思議なものでそんな自然に触れると本当に元気をもらえるし、向かうところ敵なしのような気分になるものです。
ずいぶん前から「こんなに楽しいのだからゲストさんと一緒に農作業をしたい」という思いがありまして、四月から”はたけの日”という週に一度の農業体験をはじめました。
タイミングよくブログを開設した、というか畑の記事を書きたいからはやくブログ開設してと駄々をこねたところ、しょうがなしという雰囲気で開設していただいたので、そんなことで私は畑のことを書こうと思います。どうかよろしくおねがいします。
〜前回のはたけの日の様子〜
はたけの日は、熱海の農園で活動されている「チーム里庭」という団体の週一農園にお邪魔するというもの。
長く活動されている方と一緒に作業をするので、道具の使い方や野菜の育て方の基本から教えてもらいながらの作業です。機械を使わず鍬を使った作業は、ちゃんとした姿勢でやらないと腰を痛めます。私は次の日目覚めたら全身が痛くてやばいと思いましたがただの筋肉痛でした。運動不足だったのでこうやってときどき体を動かすのは気持ちいいですね。
この日はかぶやちんげん菜などの種蒔きをしました。
水をやって、防虫のネットを張ります。
春野菜の最後の収穫もしました。
里庭では野菜もお米も農薬は使わず、有機肥料で育てているので虫や雑草もとても元気。なのでこのくらいの季節になると取っても取っても雑草が生えてきますが、野菜のそばに寄り添うように生えている雑草を指の先でひとつ、ひとつとつまんでは大地から引っこ抜く作業というのは、無心になれるし土のいい匂いがするし心が落ち着く作業のひとつで、私は大好きです。
農作業って収穫や種まきが主役みたいですが、土を整えたり、草を抜いたり、ごくごく地味な作業がほとんどです。だからといってただ単調なのではなく、植物の成長と気候に合わせてベストなタイミングで手をかけることで美味しい野菜へと姿を変えていってくれるのです。それはほとんど魔法みたいなものだと私は思います。本物の農家さんみたいな技はなかなかできませんが、野菜の声を聞きながら試行錯誤していて、それがなにより楽しいのです。
最後に、作業終わりにはみんなで桜の木の下でお茶をします。チーム里庭お手製のマーマーレードジャムや漬物をいただきながらコーヒーブレイクをするがお決まりです。
この時間のために集まっているようなものねとみなさん。今回も歓迎していただきありがとうございました。
はたけの日 五月の開催予定日
十一日(木) 十八日(木)
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三〇日(火)田植え
六月の開催予定日
八日(木) 十五日(木) 二十二日(木)
撮影:田中洋二